当リゾートでは、電動式の近代的なファイバーグラス製ボートを使用し、騒音や
大気汚染を絶対に引き起こすことのないよう配慮しています。川の中心部まで
乗客の皆様をお連れするこのボートは、単調なエンジン音でもパワフル、深い
眠りに包まれているであろう夜を起こさないように、そして、静寂の中で遊覧を楽
しんでいるかもしれないホタルたちを気遣いつつ、かよわい唸りを上げて川を進ん
でいきます。

ホタル鑑賞は、近年、クアラセランゴール地区の大きな呼び物として、世界中
から訪れる数多くの観光客を引きつけてきました。実際にこの蛍スポットは、数
々の国際的な観光ガイドブックの中で、「必見の」観光名所として取り上げら
れています。見る者にとって実に壮麗な眺めであるホタルがキラキラと発光する
さまを鑑賞しながらホタルたちが声をそろえて奏でるハーモニーに耳を傾けるため
、毎晩、セランゴール川に沿って、観光客を静かに運ぶ電動式のボートが絶え
間なく運航しています。

ホタルはなぜ光る?

ホタルの「冷光」は、ルシフェリンと呼ばれる物質がルシフェラーゼという酵素お
よび酸素と接触する、生物発光または化学発光として知られる過程を通じ
て作られます。空気が腹部にどっと流れ込むにつれ、この化合物と反応し、
化学反応によっておなじみのホタルの光が発せられるのです。ホタルは、腹部
に流入する空気の流量を調整して脈動パターンを作ることができます。

ホタルは、生物発光を行なう昆虫のなかでも点滅できる唯一の存在です。他
の昆虫は絶えず光り続けています。生物が顕著な発熱を伴わないで発光する
過程は、「冷光」と呼ばれることがあります。 ホタルのオスとメスは光を放射す
る発光プロセスを交尾の合図として利用しています。

ケミカルライトには、2種類の化学物質が入った個別の仕切りがあり、この2つ
の仕切りが接合されています。異なる化学物質の分子が互いに結合すると、
一部の電子にエネルギーの刺激が与えられます。しかし、電子が余分なエネ
ルギーを長時間持ち続けることは決してありません。

ですので、この分子は何らかの方法でエネルギーを排除する必要があります。
他の分子と衝突することで、衝突を通じてエネルギーを失うことができる場合も
ありますが、系統が注意深く配置されていれば、励起された生成物は、そのエ
ネルギーを光子として物理的に放出する以外は励起できなくなる場合もあり、
その時に光子が光の輝きとして現れます。これが、私たちが通常目にする、ホ
タルから発せられる光のほとばしりです。

ホタルの発光のしくみは生体力学によるものであることが分かっていますが、
発光の理由は判明していません。


オスとメスの両方が発光するとはいえ、飛行しながら模様を作り出すのは
オスで、メスは、羽が短く草木の茎または葉の先にとまって静止した状態で、
移り気なオスを交尾に誘おうと、気のあるそぶりをしつつ対話を続けます。

ホタルは、種ごとにそれぞれ独自の点滅パターンがある一方で、メスの中
には他種のパターンを模倣する個体もいます。この場合、メスに誘われて
隣にとまったオスは餌食となり、捕食されてしまいます。ですので、ホタル
の発光は、単に夜の驚異というだけではなく、愛を語ることばでもあるの
です。

ホタルのライフサイクル

 

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